KPIマネジメント

目標達成度を測るためのプロセス、または結果の指標。

【図解】KPIマネジメント入門

ここ数年、注目を浴びているKPI(Key Performance Indicator)は、「業績評価指標」などと訳され、簡単にまとめると「目標達成度を測るためのプロセスないし結果の指標」ということになります。

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【図解】KPIマネジメント入門

今、KPIが注目されているのは「全社員が経営目標を共有して業績回復に努める」いうことだと著者は考えていて、KPIで採用されるべき指標は利益を生み出すプロセスたる会社のマネジメントと直結するものでなければなりませんとしています。

この本は、会社の目標達成度を測るための指標であるKPIを、部門別、個人別に設定し、マネジメントサイクルを回すことを「KPIマネジメント」と位置づけ、自社、自部門の生産性向上、高利益体質実現のためのテーマ設定から、測定、改善までのポイントを、具体例とともにまとめられています。

目標設定から実行、測定、改善まで経営者、マネージャー、リーダーは必読

部門別テーマ設定例を大公開!間接部門もカバー!

  • 営業部門
  • 製造部門
  • 人事部門
  • 法務/総務/経理/財務部門
  • 設計部門
  • 研究開発部門
  • 購買部門
  • 物流部門
  • 品質管理/品質保証部門
  • 生産管理部門/生産技術部門

著者:堀内智彦

日本大学理工学部土木工学科卒業後、上場企業の技師を経て、堀内経営労務事務所代表、株式会社グリップス代表取締役日刊工業新聞社実務セミナー登録講師。公益財団法人日本生産性本部認定「経営コンサルタント」、特定非営利活動法人日本医療コンシェルジュ研究所認定「医療コンシェルジュ」、全国社会保険労務士会連合会認定「医療労務コンサルタント」、ISO9001(品質マネジメントシステム)、ISO14001(環境マネジメントシステム)、ISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)、OHSAS18001(労働安全衛生マネジメントシステム)各審査員資格取得、埼玉県社会保険労務士会会員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「Scale Cloud」の特許取得

ビジネスのスケールアップを支援するKPIマネジメントツール「Scale Cloud(スケールクラウド)」がソフトウエア関連発明に係る特許を取得。

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Scale Cloud

「Scale Cloud」は、事業全体の数値を部門横断的にすべて可視化し、いま最も優先すべきKPIがわかり、チームプレーでビジネスをグロースさせるクラウドシステムで、同システムの技術において「組織の経営指標情報を、経営判断に関する項目に細分化し、項目同士の関連性を見つけて順位付けし、経営に重要な項目を見つけ出せる経営支援システム」として、業界初の特許を取得したのだそうです。

テレワークといった遠隔でのマネジメントを円滑に行うためには、組織に属する全員が、同じ経営情報をリアルタイムに共有し、その情報を元に各自が主体性及び責任感を持って働くことが必要となるのですが、その点で「Scale Cloud」は大きく貢献できるのだそうで、今回の特許取得を機に、日本企業が、このコロナ渦においてもしっかりと事業拡大していくための支援を強化していくのだとか

Scale Cloudについて

経営者や経営管理部門における財務情報をはじめとした経営情報と、営業部やマーケティング部といった現場部門におけるKPI(Key Performance Indicators)情報の関連性を定義して、経営目標を達成するために必要なKPIとその目標値を可視化。

「いま最も優先的に解決すべき重要なKPI」を自動的に分析することで、現場部門のスピーディーかつ効率的なアクションを可能にし、組織全体としての科学的経営を可能にするクラウドシステムで、このようなシステムは事例がなく、この度、日本初の包括的な経営支援システムとして認められました。

「さきがけKPI」の提供を開始

統計学や、数学、機械学習などの技術を活用し、不正検知やデータサイエンスサービスなどを提供するかっこ株式会社が、自社のデータから課題解決を導き出したい事業者が、手軽に利用できるデータ分析サービス「さきがけKPI」の提供を開始。

DXの流れで、データを有効活用しようとする動きを目にすることは増えてきているとはいえ、実際にはそこまで浸透していない状況となっとおり、日本情報システム・ユーザー協会の調べによれば、まだ全体の5分の1程度しか、デジタル化が進んでいないという結果がでています。

その理由としては「データ統合環境の整備」や「データ分析・活用のための体制/組織の整備」について課題があるようで、かっこは新型コロナウィルスによって経営環境が激変する今こそ、課題を解決するために重要な「条件」や「指標」を明らかにするデータ分析支援を安価に提供し、企業がもっと手軽にデータ活用に取り組むことができるよう「さきがけKPI」を開発するに至ったのだそうです。

さきがけKPIについて

事業や組織における目標達成のためのKPIやアクションを明らかにするサービスで、どのように売上が上がり、利益が生み出されているのかの構造を誰もが把握できる状態に「見える化」し、課題を解決するために重要な「条件」や、「指標」を明らかにします。

さらに打ち手となる戦術や投資判断のための御提案までを1億レコードまでのデータであれば、データ提供を受けてから30営業日、200万円で実施。

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データが大きすぎて実態把握が出来ていない例

  • EC/販売:どのように売り上げが伸びていて、誰(何)によって利益が生み出されているのかを把握したい。
  • コールセンター:1人あたりが1時間にどれくらい問題解決できているか計算し、コールセンター全体の処理能力を算出したい。
  • 製造業:在庫に対してオーダーがどれだけあったか、在庫がなかったことで逸失した売上がどれだけになったのか把握したい。

利益の構造を把握して、それを左右する「条件」や「指標」を明らかにします。

費用

1億レコードまで200万円(打ち合わせ、データ集計、報告会、分析結果を基にした今後のご提案が含まれます。)

これまで、データ解析を経営に充分に活かせてこなかった企業、コロナ禍で、構造を転換するようなアクションや打開策を見出したい企業、解決したい課題があるものの、データ分析に掛る費用感がわからず、二の足を踏んでいたような企業に対し、分かりやすく使いやすい料金で、データサイエンスにおける課題解決を提供していきます。